2024年2月19日にウクライナの復旧・復興に寄与する企業・団体の取組等として、真にやむを得ない事情でキーウ州キーウ市に渡航する必要がある場合においての内容の改訂が行われました。

当団体では、ウクライナ渡航の包括的なコンサルティングも行っております。

現在のミサイル等による危険状況

2023年11月頃からウクライナ全域にロシアからのミサイル・ドローン攻撃が活発化しており、安全な地域はありません。但し、ミサイル等の破壊範囲は限定的なのと、被弾する確率は地域差があります。ウクライナでは、空襲警報アプリケーション等を注視してください。近くに被弾した場合、直後に連続して合計3発単位づつの攻撃がありますので、速やかに避難してください。

インフラ状況

2022年冬季の長時間に及ぶ大規模停電は殆どなく、地域により数時間程度の停電は時折あります。停電時は水道・ガス・インターネット等も止まる事があります。(電源220V50hz EUプラグ/3相380V)

食料事情

平時と変わらず食料品店では前線以外の地域で不自由なく購入する事が可能です。レストラン等も開業していますが、大衆食堂等の安価な外食文化は無いので、ファーストフード以外は1名あたり最低数千円程度掛かります。チップ文化はありませんが、大都市の富裕層や外国人に対してはチップを要求する店舗もありますが、レストランを利用する外国人は自ら10%程のチップをあげる方が多いです。

鉄道・バス空港

鉄道・バスは平常通り稼働しています。事前にインターネットでの購入が必要です。国境を通過する電車の場合は1ヶ月前からの購入でないと売り切れてしまいます。バスは数時間程度の遅れは当たり前なので、十分なスケージュールを計画する必要があります。また、バスでウクライナからポーランドへ出国する場合、ストライキの影響等で3日程国境通過に時間を要する時もあります。*通常は6時間程度かかります。空港に関しては全て閉鎖されており、隣国からの陸路からの入国のみになります。*2024年3月現在、西部の3空港再開に向けた協議が行なわれています。

両替・ATM等

Visa/Masterカード等が利用可能ですが、発行元提携カードによっては、半分程度使えないので3枚程度用意するのが無難です。現地ATMでのキャッシングも可能です。(1日上限5万円程度)銀行発行のVISAデビットカードが最も良いレートで換金が可能です。(ウクライナのATMレートはEU諸国より悪いです)また、ATMの故障によりカードが返却されない事が多いですので、室内の比較的きれいな機種の選択をお勧めします。両替所は都市部の至る場所にありますが、円の取扱は殆どなくユーロ又は米ドルが基本です。EU諸国への入国時1万ユーロ以上の持ち込みは申告が必要です。空港は非常に税関検査が厳しいので、没収又は罰金等を受ける方が多いです。申告書は到着時に空港内にあります。*日本出国時においても100万円相当の現金を持ち出す場合申告が必要です。

治安

2022年以降、戒厳令の影響もあり以前に比べかなり良くなっていますが、駅周辺や観光名所などの外国人が集まる場所での恐喝同等の物乞いや、募金を強要してくる方、マスコットキャラクターの着ぐるみで、写真を撮り後から高額な請求をされる被害に遭っている方が多いです。外国人が集まるバーなどでは女性から声を掛けられ、数千円程度のカクテルを注文され、半額を女性にキャッシュバックする手口が必ずあります。現地人の英語を話す方には性別問わず警戒して下さい。信頼できる精通している方との同行が必要です。また、ホテル・アパート等での空き巣被害も多いので、信頼のおけるホテルに宿泊される事を強くお勧めします。外国人に対する広範囲な詐欺行為は当たり前な事も忘れてはいけません。

大使館

通常業務は行っておりません。また館員等による対面での邦人援護活動等を含む領事サービスは原則できません。2023年にマイダン付近のビルから移動し新設されましたので、住所検索の際は注意が必要です。

タクシー

ライドシェアのみですので、専用のアプリケーションにて利用する必要があります。ぼったくり被害等は殆どありません。価格は日本の半額程度です。

物価

野菜・豚肉等の国産食料品は日本より若干安いですが、輸入品・加工品は日本より高いです。ガソリン価格は、レギュラーと軽油が同額で1Lあたり約¥300円以上ですので高いです。地下鉄・トラム等のローカル線は35円程、売店のコーヒー1杯120円、電気代は日本より気持ち安い程度ですので、決して物価が安い訳ではありません。

SIMカード・Wifi

プリペイドのみで、700円程度でスーパーやガソリンスタンドで販売しています。ボーダフォン・キーウスター・ライフコムの3社がありますが、基本的に郊外は圏外です。ボーダフォンが最も繋がりやすいです。チャージはオンライン又は販売店にある機械から可能です。Wifiは鉄道・バス・店舗・公園などあらゆる場所で無料にて使えます。

気候

国内の地域による気温差は10度程度あります。最も寒いのが東部で温かいのはオデーザなどの南部です。欧州では冬場の寒波によりる気温変動が非常に激しい為、冬場は常に天気予報を注視する必要があります。冬のキーウで札幌に近い気温です。また冬の東部では日照時間が短いので15時で薄暗くなってきますが、夏は21時頃まで明るいです。(サマータイム導入国)5月から9月に訪れるのが最も快適な時期かもしれません。また夏場の雨も非常に少ないです。

ホテル

キーウ市内のホテルの価格はシングルスタンダード1室あたり¥6.000円から¥100.000円程になります。防犯面の考慮、地下シェルター、発電機等を備えているホテルに限定した場合は数に限りがあり、外国人の方が集中しますので早めの予約が必要です。ホテルを標的としたミサイル攻撃も数多くあり、ハルキウ・オデーザでここ数ヶ月で5件程、22年にはキーウ市内でもホテルの攻撃により日本人記者が負傷した事例があります。攻撃されにくいと言われているエリアやホテルもあり、欧米諸国のVIPの皆さんはそこに滞在します。安全をお金で買うのも賢明な選択です。音に敏感な方は耳栓の持参をお勧めします。

通訳

日本語・ウクライナ語の通訳は限定的で、報道関連で需要が増えた為に高騰しレベルにもよりますが、最低でも時給2万円、高度な方は5万円程が相場です。ウクライナでは英語を話せる方も日本同等におりますので、英語での会話をお勧め致します。

郵送

ウクライナ国内の配送サービスは、日本同等のスピードで配達可能です。またEMSでの日本までの到着時間は10日です。DHLも可能ですが、時間は同じで料金が3倍ですが、セキュリティー面での安心等があります。貿易等での海上コンテナ輸送の場合、期間は60日から70日程になります。

護衛

ウクライナ現地警備会社もありますが、信用面から欧米資本の会社をお勧めします。特殊部隊出身の方が警護します。装備・規模により価格は異なりますが、1日数千ドルからが相場です。(車両込み)

*現地で護衛を英語でエスコートと訳してしまうと、派遣型風俗と勘違いされてしまいます。ウクライナでは買春は違法であり現在は一部のナイトクラブで200ドル程での個人交渉を除き殆どありません。インターネット等での外国人向け詐欺も多いです。

レンタカー運転

レンタカーは日本のように普及していませんが、インターネット等で探せば可能です。燃料の満タン返却は無いですが、洗車返却が必要な事が多いです。詐欺や後から言いがかりを付けられる事案もありますので、おすすめしません。免許ですがウクライナはウィーン条約加盟国で、ジュネーブ条約加盟国ではありませんが、日本で発行したジュネーブ条約国際免許と日本の免許証の携帯で運転が可能です。車両サイズ免許区分が異なりますので注意が必要です。また、スピードカメラの設置数が非常に多く、警察官による取り締まりも多いです。数十キロオーバーでは大きな罰則は無く、現場でカード端末にて¥1.500円程の罰金を払います。キーウ中心地は駐車場が少なく道路上のパーキングメーターは専用アプリからの支払いが必要です。レッカー移動も盛んで、罰則は¥8.000円程になります。飲酒運転は日本同様非常に厳しい罰則があり、週末に必ず飲酒検問等を行っています。海外で警察官から言いがかりを言われ金銭を要求される事はウクライナではありません。郊外の道路は陥没している場所が多いのと、無謀な運転をするドライバーが多いです。滑走路として整備されている場所もあるので写真撮影は注意してください。ガソリンスタンドは全て前払いです。カウンターにて給油機番号・油種・数量(金額)をして支払いをします。満タンで燃料が入り切れない場合現金による返金が可能です。しかしこの制度を悪用して、あらかじめ倍以上の燃料代を外国人に支払いをさせて、給油後に残金を着服するドライバーが大半なので、十分に注意してください。燃料はオクタン価表記で、軽油もガソリン同額です。